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猫に小判、抹茶に羊羹

役に立つことは多分ない。美味なるものには毒がある

生涯未婚率の上昇から連想したこと

 生涯未婚率が上昇ということで、おおむね男性は4人に1人、女性は7人に1人が50歳までに一度も結婚したことがないということだ。比率が違うのは、いうまでも無く男性の再婚率が高いからということになる。

 

 ニッセイさんあたりは

http://www.nli-research.co.jp/files/topics/53766_ext_18_0.pdf?site=nli

 こんなレポートを出して、金が原因じゃないという火消しに必死なようだけど、現実をみれば、

http://www.itmedia.co.jp/business/articles/1606/21/news136.html
こんな感じであって、少なくとも男性に関しては年収と共に「交際経験がある」とする比率が高くなっているという現実からめを背ける事は不可能だろう。

 男性は、女性との交際を始めるにしても、まずは「年収」という参加資格が必要なのだ。「考えすぎだ」といわれるかもしれないし、「自分は/自分の相手は違った」とかいう、半径3m情報を出してくるのもいるだろうけども、マクロ的に見れば婚活市場でも年収500万になると、「申し込まれ数」が「申し込み数」を上回るという現実がある。

 そもそも、「ナンパ」ではないのだし、一目ぼれで突撃というこでもなければ、たいていは何らかの形で出逢い、そして何となく気になる存在になり、それが膨張していくという流れだろう。

 その途中過程で、相手の職が不安定で低収入・・恐らくは持ち物も、身なりに掛けられる金も限られているのと、安定した職で高収入、外見持ち物その他に掛けられる金もそれなりに潤沢にある・・さて、どちらがより気になる存在になりやすいだろうと考えれば結果は明らかだ。

 

 こういうことを書いていると、「逃げているだけだ」とか「情けない」とか「失敗を恐れているからだ」とか、挙句には「こじらせている」なんていう捨て台詞なのか罵倒なのか良く分からない事場を羅列するのが沢山いる。挙句に「生物としておかしい」とか、遺伝子がどうのこうのとか、まるでナチスのような言い草だったりするところにはもはや狂気を感じざるをえない。幻想は幻想、現実は現実として受け入れるしかないのだ。

 こうして、罵倒が通じないとなると、今度は老後はどうするのだとか、孤独死だとか言い出す始末である。結婚や子供を作ることを老後の保険として考えていられたような幸福な時代は既に過ぎ去ったという現実をきちんと見据えなくてはならない。

 

 子供の面倒を見ることでさえも、やれ保育園だ、やれ育メンだ、育爺だとか言い出している状態で、自分の老後に連れ合いが倒れたとして、果たして介護なんてできるだろうか。

 そもそも、子育てで本当に手が掛かるのは何年かで、子供の成長と共に「手」はかからなくなっていく(もちろん、年齢と共に必要な事柄は変わってくるが、絶対的な負荷としては軽くなる方向だ)。

 しかし、介護は逆だ。次第に手間が掛かるようになっていくし、なにより体格が違うし、自分の年齢だった違う。そして、更に大きな違いはこれが何年続くか分からないということだ。

 昔はやっていたではないかという声もあるけど、その頃と今では初婚年齢も平均寿命も、そして子供世代の生活環境も大きく違っている。

 果たして子育てすら自分で背負い込むことが出来ない世の中で、配偶者や子供世代が介護を担えるだろうか。ごく一部を除けば大多数はNoというしかないだろう。つれいのうち片方はどうしたって先に死ぬのだから、孤独死だって、十二分に可能性はある。

 

 結婚は老後の保障になんてなりはしないのだ。とかく「恋愛しない」とか「結婚しない」というと、罵倒してくる方々は恋愛や結婚というものに幻想を抱いている。これが幸福なのだ、自分は幸せなのだと。でも、それも今の時代には所詮は砂上の楼閣、幻想だというのが現実だ。

 「頑張って一緒に生きていこう、本当に苦しい時も支えあっていこう」なんていう女性はほんの一握りで、実際にはなんの支えにもならないと言うことは、先の自殺率などから見てもはっきりしている。苦しくなったらさっさと連れ合いに見切りをつけて離婚だろう。そんなものだ。