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猫に小判、抹茶に羊羹

役に立つことは多分ない。美味なるものには毒がある

障害児を持つということを考えていますか?

社会 恋愛・結婚

さて、少々重いお題ではあるけど、初婚年齢の上昇とともに初産年齢も上昇しているので、多分避けては通れない。「害」の字がよろしくないということで、「障碍」と書く風潮もあるけど、別に意味は一緒だし、そんなところで言葉狩りのようなことをするほうがよほど障害を持った方々を見下しているような気もするので、ここでは”障害”で通す。

 

 よく言われるとおり、卵子は一度作られたものがずっと温存されていくので、卵子も老化していく。こんなことは中学生くらいの時から既に知っていたけれど、NHK卵子の老化が指摘されるまで「知らなかった」という女性が多数いることにこちらが驚いた。

 これに伴って・・なのだろうけど、流産したり生まれた子供に先天的な障害があるというケースがずいぶん増えてくる。

http://xn--gck8b9hu42y.co/kakuritu/gurafu/

 ダウン症というのは、良く知られるようになったけど、染色体異常はダウン症だけではない。20台なら400人から500人に一人程度だったのが、40歳になると50人に一人になり、更に加速度的に増えていく。つまり学校の1~2クラスに1人くらいの比率だ。もちろん、これ以外の先天的な疾患も増えることは容易に想像がつく。

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 話題休閑

 一時期フェミニストさんたちの反撃(?)で、精子の劣化(精子の場合には毎回製造されるので)もあるということがことさら取り上げられたこともあるけれど、精子の場合大量に作られて、しかも数々の関門をくぐって卵子までたどり着かないと妊娠に至らない。もともとデキの悪い精子はスクリーニングされてしまう形になるので、先天異常に対する寄与率はもともと低く、比率として増えても(たとえば1/100だったのが2倍になっても2/100になるだけ)やはり卵子の問題の方が圧倒的に大きいということが指摘されるに至って、このヒステリックな反撃も沈静化したようでもある。

 そういえば、加齢臭騒動の時も、散々男性をたたくような真似をしていたけど、実は男性の加齢臭は加齢とともに減少するけど、女性は増えていって、男性よりきつくなるという事実があかるみに出たとたんに沈静化した。女性にとって都合の悪い真実というのはいつも隠蔽され、都合の良いことだけが強調される傾向にある。

 そういえば、DVについても、実際には訴えが少ないだけで言葉によるものなどを含めると女性から男性に向けられるものの方が多いなんていう調査結果もあるらしい。

 いつも悪いのは男性だけという風にしたいのだろうか。

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 さて、話を戻そう。以前のように20代で初産があたりまえならまぁ学校全体で何人いるか・・っていう程度だったけども、これだけ増えてくると少し考えなくてはならない事態だろう。

http://www8.cao.go.jp/shougai/whitepaper/h25hakusho/gaiyou/h1_01.html

 を見ると、特に先天的なものが大半を占めると思われる知的障害の方も増加傾向にある。出生数が減っている中での増加なので、これはかなり大きなことだろう。

 

 さて、こうした現実を前にすると「わが子が何らかの障害を背負って産まれてくる」ということは、最初からある程度覚悟しておくべきということになるだろう。ダウン症のようなわかりやすいものについては現在でも希望すれば妊娠中に検査できるらしいけども、それ以外のものについて全部調べろというのも無茶な相談でもある。(そもそも、命の選別をしていいのかという議論もあるけども)

 現実として、これだけ高齢出産が増えている以上、やはり産まれてくるのが健常児だという前提で考えていてはいけない世の中になったと思った方がいい。「都合の悪いことは起こらない」と暴走し、泥沼の戦争に陥っていったような真似をしてはならないだろう。

 

 障害児本人らに対する理解、現在障害児のおかれている状況、親と子の間の難しい関係(親が先に死んで、子供が残されるという現実を含め)、さまざまな支援や教育の体制(市区町村による差異も当然あって、たとえ引っ越しても移り住んだ場所のサービスは適用されなかったりするというのも、知らない人には盲点だったりするだろう)など、その他もろもろのことについて、勉強し、それなりの心構えを持っておくべきだろう。

 

 こういうことを書くとどうしても人は上から目線になりがちだ。24時間テレビなどでの障害児の扱いの胡散臭さ、偽善っぽさというのは、理解というより哀れみの感情から出ているような気がする。どうしても他人事、端的に言えば、上から目線な雰囲気だ。

 自分の子だったら・・・自分自身がそうだったら・・・といった、同じ目線で物事を考えているようには到底思えない。その点ではどちらかといえば、NHKのバリバラ

 http://www6.nhk.or.jp/baribara/

 などの方がリアルな番組作りじゃないかと思ったりもする。