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猫に小判、抹茶に羊羹

役に立つことは多分ない。美味なるものには毒がある

”好きな人と一緒にいられる”ことは結婚のメリットにはならない

厚生労働省の「出生動向基本調査」の結果である。 

http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12601000-Seisakutoukatsukan-Sanjikanshitsu_Shakaihoshoutantou/0000138824.pdf

 

色々データはあるけど、「図表Ⅰ-1-6 調査別にみた、各「結婚の利点」を選択した未婚者の割合」を見ると、結婚の利点が

1)子供や家庭が持てる

2)精神的安らぎの場が得られる

3)親や周囲の期待に応えられる

という具合に続くけど、2)が減少方向で1)と3)がかなりの増加傾向

更に女性の場合には

4)経済的に余裕が持てる

 がどんどん伸びていっている。女性の場合1)~4)のすべてが20%超えなのに対して男性は20%を超えるのは1)と2)だけ。

 「愛情を感じている人と暮らせる」っていうのは結構ありがちなパターンかと思ったら14%前後しかいない。一緒に暮らすことがメリットとは考えられていないということだだろう。しかも2)の項目と連動するように下がっている。

 まり、家庭に精神的な安らぎを感じたり、愛情を感じている人と過ごせるなんていう、いわゆる「幸せ一杯新婚カップル」な感覚は現代にはまったくそぐわなくなり、より打算的に結婚というものが捉えられるようになったということだろう。

 

 1)が何故メリットなのかはわからないけど、3)とセットにして考えると「まだ結婚しないのか、子供はまだか・・・」みたいなプレッシャーが強くなっていて、それが解消されるからだと考えるとわかりやすそうだ。

 

 つまり、現代の結婚は、単に承認欲求を満たしたいだけ、つまり自分が”結婚した”、あるいは”子供を持った”という事実が欲しいだけ(女性の場合にはこれに加えて「金が欲しい」だけ)ということだ。

 

 ついでに「図表Ⅰ-3-4 調査別にみた、結婚相手の条件として考慮・重視する割合の推移」を見ると、これまた女性の強欲さが良く現れている。

①人柄 ②経済力 ③職業 ④容姿 ⑤学歴 ⑥家事・育児の 能力 ⑦仕事への理解 ⑧共通の趣味

 とあるうち、「考慮する」とした項目は「学歴」が50%代なだけで、ほかはすべて70%を超えていて、90%台が4項目もあるという具合。あれもこれも、全部!という、貪欲・強欲さ・・・まぁ自分のことは棚に上げて言いたい放題、わがまま放題という雰囲気が良く伝わってくる。

 

 こうした結果をじっと見ていると、結婚して協力していこう、夫婦で一緒に頑張っていこうなんていう思いはまったく伝わってこない。

 そういえば、婚姻中の女性で「夫と同じ墓に入るのは嫌だ」という方が1/3もいるという話もある。男性は割りとロマンチストが多くて、リタイヤした後は墓の中まで一緒にいられると思うようだけど、現実はそんなものなのだろう。

 

 男性にとっての結婚は空想や妄想に多大な金をつぎ込む、道楽浪費のひとつでしかないのだろう。いわば、キャバ嬢やホステスさんに財産のほとんどをつぎ込んでいるのとそれほど変わらないのだということを自覚した方が良いのだろう。

 もちろん、それでも本人が楽しく幸福感を持っているならそれでかまわないことではある。ただ、こうしたことを是と考えない男性が増えてきたとしても、それは単に男性が賢くなっただけのことである。

 結婚したがらない男性を非難するのはまったくもって筋違いというものだ。